
安宅丸御座船の付喪神・安宅丸
あたけまる
詳細説明
将軍の御座船として名高い安宅丸が、解体と転用を経て名残の霊威を帯びた存在として語られる民俗的像。船体の壮麗さと人々の畏敬が、器物に魂が宿るという観念と結びつき、材を粗略に扱えば怪異が起こると戒めとなった。具体の顕現は物音や夢告、家人への憑きものなど間接的で、場所や語り手により細部は異なる。史実の船歴と伝承が入り混じるため、妖怪譚としては象徴的・教訓的な性格をもつ。
出典情報
種類全体の出典primary
日本随筆大成. 第2期
著者: 日本随筆大成編輯部 編
年代: 2007年
出版社: 吉川弘文館
性格
威厳が強く、由緒を汚されると執拗
相性
礼を尽くして祀る者には寛容
能力・特技
弱点
丁重な供養や祭礼, 由来を明かして正しく保管・奉納すること
診断評価
妖怪バウンダリー・タイプ指標
いたずら濃度
1.0high: 戯 low: 護
📝 メモ
家鳴りや憑依で警告するが、主目的は由緒の回復
変化適応
1.0high: 化 low: 定
📝 メモ
船から材・蔵蓋・付喪神的霊威へ姿を変えて残る
夜話度
2.0high: 夜 low: 昼
📝 メモ
夜な夜な物音を起こす船の霊として夜寄り
情の深さ
3.0high: 縁 low: 境
📝 メモ
元の姿に戻ることや船材の由緒へ執拗にこだわる
結界強度
1.0high: 律 low: 流
📝 メモ
船材の保管場所や水辺に縁づくが強い結界ではない
表舞台圧
1.0high: 表 low: 影
📝 メモ
巨大御座船の由緒は強いが、怪異は蔵の異音や憑依で出る
妖怪相性診断
喜び
1.5喜びと楽しさの程度
📝 メモ
喜びや楽しさの表現は伝承に乏しく、感情としての歓喜はほぼ見られない。
怒り
6.5怒りの激しさの程度
📝 メモ
由緒を汚されると執拗に迫るなど怒りの発露が明確。破壊的というより継続的な圧をかけるタイプ。
慈悲深い
3.5慈悲深さの程度
📝 メモ
祀れば収まる寛容さはあるが、基本は要求を通すための怪異で慈恵的行為は少ない。
憂鬱
6.0憂鬱で思慮深い程度
📝 メモ
“伊豆に帰りたがった”という哀惜や未練が語られ、憂いの感情が含意される。
静寂
4.0内なる平静の程度
📝 メモ
静かな家鳴りや夢告など間接的だが、内的な安寧より未練と要求が前面に出る。
いたずら好き
1.0いたずら好きで活発な程度
📝 メモ
いたずら目的ではなく、秩序と由緒の回復が主眼で遊戯性は低い。
やさしい
3.0やさしく親しみやすい程度
📝 メモ
礼を尽くせば寛容だが、基本は威厳が強く親しみやすさは低い。怪異も警告的で優しさは限定的。
厳格
8.0厳格で真面目な程度
📝 メモ
格式や正しい取り扱いを強く求める戒め的存在で、規範を重んじる厳格さが高い。
守護的
4.5他者を守る傾向
📝 メモ
由緒を正しく扱わせる方向に働くが、人を直接守るよりも威を示し戒める性格が主。
神秘的
7.5神秘的で不思議な程度
📝 メモ
器物霊化した御座船という来歴と、夢告・憑依・家鳴りなど不可思議な現れが強く神秘性が高い。
霊性の深さ
7.0精神的境界の深さ
📝 メモ
将軍御座船という象徴性と付喪神観が結びつき、場所・材に宿る霊性の観念が濃いが、具体像は地域差があり抽象度が高い。
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