最上稲荷 (妙教寺)さいじょういなり

最上稲荷 (妙教寺)に伝わる妖怪 1 体。その土地に根ざした物語と伝承地を辿ります。

別称: 最上稲荷山妙教寺
  • 荼枳尼天

    荼枳尼天

    神格

    だきにてん

    白狐に乗る仏のお稲荷さん·荼枳尼天

    神霊・神格古代インド (ダーキニー) / 豊川稲荷·妙厳寺 (現·愛知県豊川市) / 最上稲荷·妙教寺 (現·岡山県岡山市)

    荼枳尼天は、サンスクリットのダーキニー (Ḍākinī) を音訳した仏教·天部の神で、白狐にまたがる天女の姿から「仏のお稲荷さん」として信仰される。神道の稲荷大神と習合し、豊川稲荷·最上稲荷など寺院系稲荷の本尊となった。 インドでは空を飛び人の精気·心臓を食らう女性の鬼神であり、中期密教で大黒天に調伏された。空海により平安初期に日本へ伝わり、胎蔵曼荼羅では閻魔天の眷属·奪精鬼として描かれたが、狐を介して稲荷信仰と結びつき、宝珠を捧げ白狐に乗る女天形へと姿を変えた。願いをかなえる強大な神通力ゆえに武将·庶民に篤く信仰され、商売繁盛·開運出世の神として今に至る。鬼神としての苛烈さと願望成就の慈悲を併せ持つ、両義的な神格である。