油日大明神は、自然霊·仏教·武家信仰が一柱に折り重なった甲賀固有の神格である。出発点は油日岳という神体山への山岳信仰で、山頂の岳神社に水神·罔象女神をまつる古層をとどめる[2]。そこへ「油の火のような光とともに神が降った」という降臨譚が重なり、社名の由来として語られる[1]。さらに室町期の縁起が聖徳太子を創建者·本地仏(如意輪観音)と結び、中世には甲賀武士が軍神としてあおぐ「甲賀の総社」へと展開した[2]。「渡辺家文書」の起請文に名が挙がることは、油日大明神が甲賀の忍びにとって誓詞を立てる神であったことを示す[3]。火光·神体山·軍神·火と油の守護という多面性は、甲賀という諜報·火術·修験の交わる土地の精神史を映す。
妖怪設定
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性格 - 瑞光をまとって山に降る荘厳な神威と、灯火·火薬を扱う者を守る実利的な加護をあわせもつ。誓いと結集の中心に立つ軍神的性格を帯びる。
相性 - 甲賀の土地神·山岳信仰の神々と結びつく。同郡の甲賀三郎のような土地由来の神格化譚と土地を共有する。
能力・特技 - 火光をまとった山上降臨油と火の支配誓詞·結集の守護甲賀武士の軍神としての加護
弱点 - 土地·社(油日岳·油日神社)への依存が強く、甲賀の地を離れては神威が語られにくい。神格であり妖怪的な害をなす存在ではない。
生息地 - 近江国甲賀郡の油日岳と山麓の油日神社(現·滋賀県甲賀市甲賀町油日)。
油日岳に火光とともに降臨せし甲賀の総社神についてさらに詳しい情報や診断結果については、こちらをご覧ください。