うみぼうず
中国地方の各地に伝わる海坊主。長門では篝火を消そうと現れ、岡山の備讃灘では「ぬらりひょん」と呼ばれる玉状の姿で人を翻弄する。山陰では浜辺を歩く者にまとわりつき、海に引きずり込もうとする。鳥取県の『因幡怪談集』には、一つ眼で棒杭のような姿をした海坊主が登場し、人をヌルヌルした体で苦しめると伝えられている。
いたずら好きで人をからかう一方、海に引きずり込む危険な面もある。ヌルヌルした姿や、一つ眼の怪物など、多様な姿をとる。
漁師、浜辺を歩く人、船乗り
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詳しい相性診断は下記のテストで確認できます
喜びと楽しさの程度
📝 メモ:
人を翻弄する遊び心があるが、無邪気な喜びというより悪戯の愉悦に近い。
怒りの激しさの程度
📝 メモ:
篝火を消す・襲撃・転覆など攻撃性が目立つが、常時激昂というより出没時の暴威。
慈悲深さの程度
📝 メモ:
慈悲を示す伝承は少なく、脅かしや加害が中心。
憂鬱で思慮深い程度
📝 メモ:
海の畏怖の擬人化として陰鬱さはあるが、憂いを示す描写は限定的。
内なる平静の程度
📝 メモ:
出現は騒乱・混乱を伴い、内的平静さは低い。
いたずら好きで活発な程度
📝 メモ:
備讃灘で玉状となり翻弄、浜辺でまとわりつく等の悪戯性が強い。
やさしく親しみやすい程度
📝 メモ:
人を海に引きずり込む・船を転覆させるなど脅威性が強く、親和的要素は乏しい。
厳格で真面目な程度
📝 メモ:
掟を課す・戒める厳格さは乏しく、気まぐれに近い。
他者を守る傾向
📝 メモ:
守護的な逸話はなく、むしろ漁師・旅人に害をなす方向。
神秘的で不思議な程度
📝 メモ:
姿形が一定せず僧形や黒影・一つ眼・玉状など多様で、出現も嵐夜や篝火消しなど不可思議。
精神的境界の深さ
📝 メモ:
海の畏怖・禁忌・火と水の相克(油を貸せ)など象徴性が濃く、民俗的霊性が深い。
強い火, 格闘で捕らえられることもある
海坊主と性格や特徴が似ている妖怪たち
💡 相性度は性格や特徴の類似性に基づいて計算されています