
ムジナ夜道で人を惑わす・ムジナ
むじな
詳細説明
諸国のムジナ譚を基にした化かし専門の像。姿は犬ほどの大きさの獣で、前脚がやや短く、老成すると背に十字の色毛が交わるといわれる。人の注意や方向感覚を乱す術に長け、夜道で田と川、畦と水面、藁塚と人影を取り違えさせる。質の悪い者は食物や便所を別物に見せ、恥や災いを招く。人の形を取る場合は小僧、旅人、里女など目立たぬ姿を好み、声だけで誘う場合もある。地域によりタヌキや狐の譚と混交し、名のみがムジナである例も多いが、総じて「化かす獣」の範疇に含まれる。武芸や呪法で退けられる話よりも、正体を見破られれば霧散し、その後は近づかなくなるという結末が一般的である。ことわざ「同じ穴のムジナ」は同類のたとえで、巣穴の共用という観察と、化かし譚の連想とが重なったものと解される。伝承は東国に豊富で、江戸期の絵画資料にも「貉」の題で描かれた。
出典情報
種類全体の出典primary
怪談 (Kwaidan: Stories and Studies of Strange Things)
著者: 小泉八雲 (ラフカディオ・ハーン)
年代: 1904
出版社: Houghton, Mifflin and Company
種類全体の出典primary
妖怪事典
著者: 村上健司
年代: 2000
出版社: 毎日新聞社
種類全体の出典primary
日本書紀
著者: 舎人親王ほか
年代: 720
出版社: (奈良時代の勅撰正史)
種類全体の出典primary
今昔画図続百鬼「逢魔時」
著者: 鳥山石燕
年代: 安永8年(1779)
出版社: 江戸東京博物館所蔵・国文学研究資料館国書データベース
性格
用心深く執拗、悪戯好きだが執念深さもある
相性
夜行・人里近くの畦道で遭遇しやすいが、人を避ける傾向
能力・特技
弱点
正体見破り(塩・数珠・火光で照らすなどの所作), 名指しで呼ばれること, 夜明けの日光, 酒食の施しで鎮まる例
コレクション収録
この妖怪は以下のコレクションに収録されています:
診断評価
妖怪バウンダリー・タイプ指標
いたずら濃度
3.0high: 戯 low: 護
📝 メモ
夜道で道や食物を誤認させる化かし専門
変化適応
3.0high: 化 low: 定
📝 メモ
小僧や旅人などへの擬態が明確
夜話度
3.0high: 夜 low: 昼
📝 メモ
夜道で人を惑わし夜明けの日光に弱い
情の深さ
0.0high: 縁 low: 境
📝 メモ
執念深く追い迷わせるが情で結ばれる存在ではない
結界強度
-1.0high: 律 low: 流
📝 メモ
里山や畦道に出るが狐狸狸の混交で領域は流動的
表舞台圧
0.0high: 表 low: 影
📝 メモ
旅人や小僧に化けて現れるが正面から名乗らない
妖怪相性診断
喜び
4.5喜びと楽しさの程度
📝 メモ
悪戯を楽しむ性向は強いが、陽気さよりも執念深さが目立つため中低程度。
怒り
5.0怒りの激しさの程度
📝 メモ
執念深く追い迷わせる描写があり怒りの継続は示唆されるが、破壊的狂暴さは限定的。
慈悲深い
2.0慈悲深さの程度
📝 メモ
情けをかける描写は稀で、鎮めの供応に応じて退く程度。
憂鬱
3.5憂鬱で思慮深い程度
📝 メモ
憂い・物思いを主題とする記述は少ない。夜行性と影の性格からわずかに付与。
静寂
2.5内なる平静の程度
📝 メモ
内面的静謐よりも撹乱・悪戯が主。静かに忍ぶ性質はあるが平穏志向ではない。
いたずら好き
7.5いたずら好きで活発な程度
📝 メモ
化かし・見誤らせ・声かけなど典型的ないたずら性向が強い。集団での悪戯も。
やさしい
2.0やさしく親しみやすい程度
📝 メモ
人を化かして恥や災いを招く例が多く、親和的・友好的とは言い難い。ただし施しで鎮まる例があり0ではない。
厳格
2.0厳格で真面目な程度
📝 メモ
規範や戒めを課す厳格さは見られず、狡猾で気まぐれ。
守護的
1.5他者を守る傾向
📝 メモ
守護として振る舞う伝承は乏しく、基本は悪戯や迷わせ。施しで矛を収める程度。
神秘的
8.5神秘的で不思議な程度
📝 メモ
幻惑・変化・声で誘うなど人の知覚を撹乱する術が中心で強い神秘性がある。古典史料から江戸画題まで幅広く、正体を見破るまで実体が掴めない。
霊性の深さ
6.5精神的境界の深さ
📝 メモ
『日本書紀』まで遡る古層性と変化・幻術の民俗的位相は深いが、教化・祟り神の体系ほどの宗教性はない。
対極の妖怪
夜道で人を惑わす・ムジナと性格や特徴が正反対の妖怪たち
🔮ムジナとの相性を今すぐ診断!
あなたの性格や価値観を分析して、この妖怪との相性度を詳しく診断します。
無料で簡単、わずか数分で結果がわかります。





