はくたく
白沢の像は時代・典籍で相違がみられる。『三才図会』や『和漢三才図会』では白い獅子状の瑞獣として描かれ、治世の清明を象徴する。江戸の絵師・鳥山石燕は額上に眼を加えるなど多眼表現を用い、災異を見通す象徴性を強めたが、古図では通常の二眼の例もある。白沢図は辟邪絵として門戸や携行品に刷られ、旅の道中・疫病流行時に守護を願って掲げられた。皇帝行列の旗や社寺の板戸絵など権威・聖域の護符的意匠にも取り入れられ、日本では日光の社寺絵にも見ることができる。伝承は倫理と防災知の擬人化とも評され、妖異を分類し対処を授ける存在として崇められた。
博識で寡黙、徳ある者にのみ親和的
徳を重んじ正道を守る者と好相性
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徳なき為政の下では現れにくい, 像のみでは由来不詳の場合、効験が定かでない