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輪入道 燃ゆる車輪の入道顔・輪入道
名妖
古典図像準拠

輪入道燃ゆる車輪の入道顔・輪入道

わにゅうどう

住居・器物🏞️ 京都市中の辻・通り, 門前や辻堂周辺, 不詳

詳細説明

鳥山石燕の図像に拠る像を基準とする解釈。夜道や辻にて、燃えさかる車輪が低空を巡行し、轂に据わった入道面が通行人を凝視する。視線を合わせたり恐怖に囚われると魂気を奪われ、茫然となると語られる。由来は京都の車輪怪談に遡り、片輪車と素材を共有する可能性が高いが、石燕は入道面を採用し男性像として定着させた。出自は不詳で、怨霊・付喪神・怪火のいずれとも断定できない。対処は戸口に「此所勝母の里」と認めた紙札を貼ること、あるいは直視を避け身を隠すこととされる。地域名や人名を特定する異聞は少なく、古典記録の範囲で語られる素朴な妖怪像が中核である。

出典情報

種類全体の出典primary

今昔画図続百鬼「逢魔時」

著者: 鳥山石燕

年代: 安永8年(1779)

出版社: 江戸東京博物館所蔵・国文学研究資料館国書データベース

信頼度: A関連度:

性格

無言・峻烈・執拗

相性

怯懦や好奇で近づく者と相性最悪

能力・特技

魂魄を弱らせる凝視火をまとい巡行する夜間に限り出没し人心を攪乱

弱点

戸口の札「此所勝母の里」, 直視を避けられると効果が薄い

コレクション収録

この妖怪は以下のコレクションに収録されています:

診断評価

🔮

妖怪バウンダリー・タイプ指標

いたずら濃度
3.0

high: 戯 low: 護

📝 メモ

凝視で魂魄を弱らせ、人心を攪乱する強い加害性を持つ

変化適応
1.0

high: 化 low: 定

📝 メモ

車輪と入道顔が結びつく異形だが、自在な変身より固定した火車輪の巡行が中心

夜話度
3.0

high: 夜 low: 昼

📝 メモ

夜間に限り出没することが能力として明記される

情の深さ
-1.0

high: 縁 low: 境

📝 メモ

人に執着するより、夜の通りを無言で巡る峻烈な怪として現れる

結界強度
2.0

high: 律 low: 流

📝 メモ

京都市中の辻や門前に現れ、札で近づけないという境界対処を持つ

表舞台圧
3.0

high: 表 low: 影

📝 メモ

炎の車輪の中心に憤怒の大入道顔を浮かべ、辻を巡行して強く場を圧する

🔮

妖怪相性診断

喜び
0.5

喜びと楽しさの程度

📝 メモ

喜悦・遊興の動機や表情は示されず、恐慌と魂奪取が主題。

怒り
6.5

怒りの激しさの程度

📝 メモ

峻烈・執拗な性格と怪火をまとい迫る性質から攻撃性・怒りの印象が強い。

慈悲深い
0.5

慈悲深さの程度

📝 メモ

慈悲の描写は皆無で、対処法は防御手段としての札のみ。

憂鬱
3.0

憂鬱で思慮深い程度

📝 メモ

憂愁や思慮深さの描写は乏しいが、夜間出没と沈黙が若干の陰鬱さを示す。

静寂
2.5

内なる平静の程度

📝 メモ

無言ではあるが内的平静というより威圧と攪乱が前面で静謐性は低い。

いたずら好き
1.0

いたずら好きで活発な程度

📝 メモ

悪戯的というより直接的な脅威。遊び心の記述はない。

やさしい
0.5

やさしく親しみやすい程度

📝 メモ

無言・峻烈で魂気を奪う性質が中心で、親和性はほぼない。

厳格
7.0

厳格で真面目な程度

📝 メモ

峻烈・執拗な振る舞いと禁を破る者への容赦なさから厳格性が高い印象。

守護的
0.5

他者を守る傾向

📝 メモ

人を守る行為は伝承にない。むしろ通行人を害する側。

神秘的
8.5

神秘的で不思議な程度

📝 メモ

由来不詳で怨霊・付喪神・怪火のいずれとも断定不可、図像と禁札伝承が象徴的で神秘性が高い。

霊性の深さ
7.5

精神的境界の深さ

📝 メモ

魂魄への作用、禁札の呪的効力、車輪妖怪譚系譜と石燕図像の象徴性から霊的含意が深い。

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