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五徳猫 囲炉裏の二尾化け猫・五徳猫
稀少
伝統

五徳猫囲炉裏の二尾化け猫・五徳猫

ごとくねこ

動物変化🏞️ 囲炉裏のある座敷, 古い台所, 納屋・土間

詳細説明

本バージョンは、鳥山石燕の原図と先行図像を基準に再構成した五徳猫像である。二股の尾を持つ老猫が器物の五徳を冠のように戴き、囲炉裏の縁に佇む。石燕は『百器徒然袋』で器物怪と動物怪の境界を遊び、注で『徒然草』の「五徳の冠者」を引き、語呂をもって解釈を与えた。これにより、五徳猫は単なる化け猫ではなく、道具と文芸的典拠が結びついた象徴的存在として位置づけられる。室町の『百鬼夜行絵巻』に見える五徳を戴く妖怪は、器物を頭上に載せた群像の一つであり、石燕はその系譜を継ぎつつ猫相を与えたと見られる。昭和以降に広まった「自ら火を起こす」像は、図中の火吹き竹の表現から派生した後年の推測で、古記録に具体の所行は明示されない。従って本位では、囲炉裏辺で現れて火の気配とともに目撃される存在として抑制的に捉える。

出典情報

種類全体の出典reference

徒然草(第十九段)

著者: 吉田兼好

年代: 14世紀前半(鎌倉末〜南北朝期)

出版社: (随筆/煙々羅詞書の典拠とされる、近藤瑞木の指摘)

信頼度: A関連度:

種類全体の出典primary

画図百器徒然袋

著者: 鳥山石燕

年代: 1784

出版社: (天明4年・付喪神絵本)

信頼度: B関連度:

性格

寡黙・不可思議

相性

火と器物に関わる場所で目撃されやすいとされる

能力・特技

長命の猫ゆえ二股の尾を持つとされる囲炉裏場に現れて火の気配を伴うと伝えられる器物と結びつく象徴的存在として不意に姿を見せる

弱点

詳細不詳, 猫一般と同様に大きな音や強い光を嫌うとされることがある

診断評価

🔮

妖怪バウンダリー・タイプ指標

いたずら濃度
1.0

high: 戯 low: 護

📝 メモ

不可思議な火の気配で人を驚かす程度

変化適応
2.0

high: 化 low: 定

📝 メモ

長命の猫と五徳器物が結びつく付喪的変化

夜話度
2.0

high: 夜 low: 昼

📝 メモ

古い家の火と化け猫の夜気が強い

情の深さ
-1.0

high: 縁 low: 境

📝 メモ

猫と器物の結合だが特定人物への執着は薄い

結界強度
1.0

high: 律 low: 流

📝 メモ

囲炉裏や古い台所に結びつく家内の場がある

表舞台圧
0.0

high: 表 low: 影

📝 メモ

囲炉裏で火をあおぐ化け猫として姿を見せる

🔮

妖怪相性診断

喜び
2.5

喜びと楽しさの程度

📝 メモ

遊興性や陽気さの描写は無く、静かな出現が基本。

怒り
2.0

怒りの激しさの程度

📝 メモ

怒りを示す記述は希薄。猫一般の警戒はあるが激しさは伝承上弱い。

慈悲深い
3.0

慈悲深さの程度

📝 メモ

慈悲の物語は伝わらず、中立的な佇まいに留まる。

憂鬱
5.0

憂鬱で思慮深い程度

📝 メモ

老猫・寡黙の性格から静かな陰影は感じられるが決定的根拠はない。

静寂
7.0

内なる平静の程度

📝 メモ

囲炉裏辺で静かに佇む抑制的存在として内的静けさが強い。

いたずら好き
3.0

いたずら好きで活発な程度

📝 メモ

器物を冠する図像の戯れは感じるが、いたずら談は乏しい。

やさしい
4.5

やさしく親しみやすい程度

📝 メモ

寡黙で抑制的に現れるが、人を助ける明示的行動は乏しく、脅威性も低い化け猫像。

厳格
4.0

厳格で真面目な程度

📝 メモ

規律性や戒めの妖怪ではないが、火回りに現れる示唆性からやや厳粛。

守護的
3.0

他者を守る傾向

📝 メモ

守護の逸話は特にない。火の気配を伴うが見守りの意図は不明。

神秘的
8.0

神秘的で不思議な程度

📝 メモ

図像本位で具体的行状が曖昧、火と器物の象徴性が強く不可思議。

霊性の深さ
7.5

精神的境界の深さ

📝 メモ

付喪神と化け猫の境界をまたぎ、『徒然草』との文芸的典拠が重なる象徴性は深い。

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