後うしろ神がみのふしぎなお話はなし

はじまり

むかしむかし、*日本にほんの*津山*[つやま]地方[ちほう]に、心こころを揺ゆらす妖よう怪かいが住すんでいました。彼女かのじょの名前なまえは後うしろ神がみ。彼女かのじょは、人ひとの心こころにためらいを吹ふき込み、決断けつだんを迷まよわせる力ちからを持もっていました。

ある日ひのできごと

• 小ちいさな村むらに住すむ太郎たろうくんが、どうしても欲ほしいものがありました
• でも、どうやって手てに入いれるか、迷まよっていました

ある夜よる、太郎たろうくんは不思議ふしぎな夢ゆめを見みました。それは、後うしろ神*[がみ]が彼かれに話はなしかける夢ゆめでした。「太郎たろう、あなたの心こころにためらいと心残こころのこりがいっぱいです。でも、決心けっしんすることが大切たいせつです。」

大だい活かつ躍やく

太郎たろうくんは目めを覚さまし、決心けっしんしました。「僕ぼくは自分じぶんで頑張がんばってみる！」と言いって、自分じぶんの力ちからでやり遂とげることにしました。後うしろ神がみの不思議ふしぎな力ちからが、今いま度どは彼かれを勇気ゆうきづけました。

太郎たろうくんは村むらの人ひとたちに協力きょうりょくを頼たのみ、自分じぶんの望のぞみを叶かなえるために動うごき出だしました。後うしろ神がみは、太郎たろうくんの後あとを静しずかに見守みまもっていました。彼女かのじょは、太郎たろうくんが成長せいちょうする姿すがたを見みて、心こころの奥おくで嬉うれしく思おもっていました。

結論けつろん

最終的さいしゅうてきに、太郎たろうくんは自分じぶんの力ちからで成功せいこうを収おさめ、村むらのみんなから賞賛しょうさんされるようになりました。後うしろ神がみも、彼かれの勇気ゆうきと成長せいちょうを見みて、静しずかに喜よろこびました。