すいこ
水虎は本草・地誌に拠る記載が中心で、口承民話よりも書誌的伝承の色合いが濃い。外形は幼児大で、堅鱗を備え、秋に砂上で甲を曝すという要点が繰り返し記録される。虎に似た要素は頭部や膝・爪に及ぶとされるが、常に水中に隠れて見えにくいという注もある。日本では近世の学者が中国記事を引用しつつ、河童とは「相似し同じからず」と区別した。図像は『和漢三才図会』の説明と合致する膝頭の表現が影響力を持ち、石燕もこれを踏まえた。捕獲や効能に関する記事は諸本で解釈が分かれ、使役や薬効の語は見えるが、具体の実践や成果は確証に乏しく、慎重な読解が求められる。現地伝承の細部や習性の詳細は資料により差があるため、断定は避けられてきた。
寡黙で慎重、挑発には反応しやすいとされる
水辺の怪異や水難譚との関連が指摘されるが同一視は避ける
評価スコアと信頼度を可視化
詳しい相性診断は下記のテストで確認できます
詳細不詳, 水上で長く曝すと動きが鈍るとする記述あり