すいこさま
明治初期、西津軽の寺院と在地の祈祷が結びつき、水難多発の川を鎮めるために河童の性を神格化して祀ったとされる系統。水虎様は龍宮の眷属として理解され、河童(メドチ)の統率者、あるいは河童そのものと観念が往還する。祠には河童像・弁才天像が安置され、旧暦初夏には初なりの胡瓜を供え水へ流す。四十八匹の配下を持つという口承は、地域の戒めと結びつき、子どもの水辺遊びの節度を教える機能を果たしてきた。中国由来の「水虎」とは名のみ同字だが、当地の水神信仰として独自に展開したものと整理される。具体の神事・唱文は地区差が大きく、詳細は不詳とされる部分が多い。
寡黙で威厳があり、供物と禁忌に厳格
水域の秩序を守る家々・子どもを守護するとされる
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供物や作法を怠ると霊験が薄れると畏れられる, 祠の荒廃により祭祀が途絶えると加護が衰えるとされる