おおむかでと龍のたたかい
大百**[むか]足は山を巻くほど大きな百足の妖怪で、龍とのたたかいで知られています。
むかしむかし、近江の国、三上山に住んでいた大百*[むか]足がいました。この大百足はとても大きくて、山を何回も巻くほどの体を持っていました。ある日、琵琶湖の龍たちが恐れているという話が広まりました。
勇ましい*武士であった俵藤太(藤原秀郷)は、この大百足を退治しようと立ち上がりました。彼は琵琶湖のほとりに住む龍の導きを得て、瀬田の唐橋へ向かいました。
俵藤太は大百足と対峙しましたが、その硬い甲に矢も刀も通りませんでした。困った俵藤太は、八幡神に祈り、矢に自分の唾を塗ると、ついに大百足の弱点を射貫きました。
その後、龍たちは大百足が倒されたことを喜び、俵藤太に尽きぬ宝の俵を贈りました。彼はその宝を持って、村へ帰りました。
こうして、琵琶湖の平和は守られ、俵藤太は村のみんなから感謝されました。このお話は、勇ましい心と知恵の大切さを教えてくれます。
大百足はとても速く走ります。
その体は火のように赤くて輝きます。
百足は勇ましい象徴として武家に好まれました。
俵藤太は知恵で退治したことで有名です。
この物語から、勇気*[け]と知[ち]恵[え]を結[むす]集*[び]させることの大切さを学べます。困難に立向かう勇気と知恵を持つことで、どんな試練も克服できるのです。
森や山に行くときは、必ず大人*[な]と一*[いっ]緒に行きましょう。
このページは3-12歳のお子様におすすめです
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