波小僧と天気のひみつ
波小僧は海の音で天気を教えてくれる不思議な妖怪です。遠い昔から大切な存在として知られています。
むかしむかし、遠江国の海の近くに、小さな妖怪、波小僧が住んでいました。彼は、波の音を使って天気を教えてくれる特別な妖怪でした。
奈良時代、お坊さんの行基が病気のお母さんを助けるため、特別な藁人形を作り、それを川に流しました。すると、その人形は波小僧に変わりました。
波小僧は海で漁師の網にかかってしまい、漁師に「助けてください!お礼に波の音で天気をお教えします」と約束しました。そのお礼に、波小僧は南東から波の音が聞こえると雨、南西なら晴れを教えてくれるようになりました。
おかげで村の人たちは天気を知ることができ、漁や農作業が順調に進みました。波小僧はいつも海から人々を見守っていたのです。
波小僧は天気予報ができる妖怪です。
波小僧は遠州灘の海の音と関係があります。
波小僧は河童や海坊主と似ているといわれます。
この物語から、自然の*声[こえ]を聞*[き]くことの大切さが学べます。自然と仲良くすることで、安全で幸せな日々が送れるのです。
海で遊ぶときは大人*[な]と一*[いっ]緒に行きましょう。
このページは3-12歳のお子様におすすめです
🎨 かわいい妖怪と一緒に楽しく学ぼう!