めんれいき
鳥山石燕の画と注記を基軸に、能・猿楽の面が長い歳月で気を帯びた姿として解する版。面そのものに宿る霊的な「気」が夜分に立ちあらわれ、棚や箱から抜け出して並び舞うとされる。人を無闇に害さず、乱暴に扱われた場合のみ恨みを示すという後世の付喪神的性格付けが加わるが、根幹は面の精妙さが生む生気の寓意である。芸道を重んずる家では祀り清め、虫干しや手入れに際して言祝ぎを述べ、霊威を鎮めると伝えられる。
静謐で自尊的
芸能・祭礼を敬う者に好意的
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不敬・粗暴な扱いに反応して荒ぶる, 光と火気に弱く乾燥で退くとされる説, 塩や清浄な祝詞で鎮まる