
件天保丹後の予言獣・件
くだん
詳細説明
江戸後期、瓦版・版本を通じて流布した件像。人面牛身で、出現ののち予言を述べ、まもなく絶命するとされる。天保期の瓦版には丹後出現譚が見え、豊凶や厄除の効験が強調され、件の図像を掲げることが推奨された例もある。一方、越中国立山の「くたべ」は1820年代以降の記録に現れ、女面や老人面、鋭い爪、胴体に目が描かれるなど像容に幅がある。両者は予言・疫病除けの効用を語られる点で通底し、災厄期に流布が増す傾向が指摘される。証文末尾の定型句「件の如し」と怪物「件」を同一由来とする俗説は、語の歴史(中世以前の用例)から否定的に見られる。民俗的には、出現・告知・短命・図像護符化という定型が核であり、具体の地名・年代や効験の内容は史料により異同が大きい。
性格
寡黙で端的に告知する
相性
農事・疫病予兆に関わる話題と親和
能力・特技
弱点
出現後に短命である, 像容・言説が史料により揺れるため信憑の定着に乏しい
コレクション収録
この妖怪は以下のコレクションに収録されています:
診断評価
妖怪バウンダリー・タイプ指標
いたずら濃度
-3.0high: 戯 low: 護
📝 メモ
豊凶や災厄を告げ護符化される守護寄り
変化適応
-1.0high: 化 low: 定
📝 メモ
人面牛身の像は固定され変身しない
夜話度
0.0high: 夜 low: 昼
📝 メモ
時間帯の根拠が弱く中立
情の深さ
0.0high: 縁 low: 境
📝 メモ
端的に告知するが情の描写は薄い
結界強度
0.0high: 律 low: 流
📝 メモ
出現地は複数で瓦版上にも広がり領域は中庸
表舞台圧
0.0high: 表 low: 影
📝 メモ
短く託宣してほどなく死ぬ予言獣
妖怪相性診断
喜び
2.0喜びと楽しさの程度
📝 メモ
喜びを示す描写はほぼなく、語りは端的で厳粛。
怒り
1.5怒りの激しさの程度
📝 メモ
怒りや威嚇の伝承は乏しい。
慈悲深い
6.0慈悲深さの程度
📝 メモ
人々のために要点を告げる態度は慈愛的だが、感情表現は薄く儀式的。
憂鬱
6.5憂鬱で思慮深い程度
📝 メモ
出現後短命という運命性と災厄期の出現が陰影を帯びる印象を与える。
静寂
7.0内なる平静の程度
📝 メモ
寡黙で端的な託宣は平静さを感じさせる。取り乱す描写がない。
いたずら好き
0.5いたずら好きで活発な程度
📝 メモ
いたずらや遊戯性の要素は皆無。
やさしい
5.5やさしく親しみやすい程度
📝 メモ
人を脅かすより豊凶や厄除を告げる存在で敵対性は低いが、寡黙で距離があり親和的とは言い難い。
厳格
8.0厳格で真面目な程度
📝 メモ
要点のみを告げる厳格な態度と護符・触書の実用性が強調される。
守護的
7.5他者を守る傾向
📝 メモ
疫病除け・厄除の護符として用いられ、人々を守る機能が強い。直接的介入は少ないため満点ではない。
神秘的
9.0神秘的で不思議な程度
📝 メモ
半人半牛の予言獣で出現直後に死ぬ・像容が揺れるなど神秘性が極めて高い。
霊性の深さ
8.5精神的境界の深さ
📝 メモ
予言・護符化・災厄期の拡散という宗教民俗的機能が深く、霊的な重みが大きい。
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