じんじゃひめ
加藤曳尾庵『我衣』に写された板行文言に基づく像。人面・二角・紅の腹・三剣尾という特徴を備え、龍宮の使いとして現れ、豊穣と疫病流行を告げたと伝わる。写し絵を戸口に貼る、あるいは拝観することで難除・延命の効験があると喧伝され、各地で図像が流布した。平戸の「姫魚」や越後の類例は図像・詞書が近似し、当時の民間における疫病対策の信仰実践と出版流通の結節点として理解される。起源を具体的生物に比定する説もあるが確証はなく、民俗的には予言獣群(アマビエ・アマビコ等)と同系統の機能を担った存在として扱われる。
寡黙で使命的
疫病除けを願う者と相性が良い
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出現が一過性で記録に依拠するため実体は不詳, 効験は信仰的なもので検証困難