
書誌由来の器物怪
反魂香煙に亡き影・反魂香
はんごんこう
住居・器物🏞️ 書巻・読本・浄瑠璃・歌舞伎の場面, 寺社の香炉や座敷の香の間, 怪異譚の舞台となる座敷・床の間
詳細説明
反魂香は物質としてより、物語世界で死者再会の媒介として語られる。中国故事の「煙中に姿を見る」趣向が日本近世文学・芝居へ取り入れられ、香炉・香木・灰の扱いが儀礼的に描かれる。妖怪図会では器物怪異の一種として挿図されることがあり、香煙が面影をあらわす描写が定型化。霊を呼び返すのではなく、あくまで姿影の顕現にとどまると解される場合が多い。医薬的効能は本草の逸説として紹介されるが、近世の筆録でも懐疑が添えられ、奇談として位置づけられる。上方・江戸の落語では線香や香の尽きるまでが逢瀬の限りとされ、香の量と時間が演出上の要となる。
性格
無為・人の情に呼応
相性
未練や追慕が強い者ほど影を見やすいとされる
能力・特技
⚡ 香煙中に亡者の姿影を一時的に顕す⚡ 香の焚き方で像の鮮明さ・持続時間が変わると語られる⚡ 香炉・香合・炉辺のしつらえに感応するとされる
弱点
香が尽きれば像は消える, 湿気や風で煙が乱れると顕現が崩れる, 未練の希薄な場では作用しないとされる
診断評価
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