
古典伝承
元興寺の鬼奈良元興寺の鐘楼鬼
がんごうじのおに
霊・亡霊🏞️ 元興寺の鐘楼周辺, 墓所, 寺院に付く怪異
詳細説明
本項は平安期説話集に見える筋を基調とし、元興寺の鐘楼怪異として定着した型を示す。鬼の正体は寺に縁ある下男の死霊で、僧形や童子を脅かす姿に表象される。出現は夜半で、灯を用いて姿を確かめ得るという語りは、神霊の秘匿性と顕現の条件を示す民俗観に沿う。前段の雷神譚は怪力童子誕生譚として結びつき、雷の威力が人に宿るという観念を補強する。退治は斬殺ではなく「髪を掴む」「引き剥ぐ」という接触的制圧で、痕跡としての髪が寺宝となる点が特徴である。以後、怪は鎮まり、童子は出家して道場法師と称したと伝わる。ガゴゼ・ガゴジ等の語は各地で妖怪の総称として分布するが、語源は諸説あり特定はしない。
性格
執念深いが夜陰を好む隠忍型
相性
寺院の戒律・灯火に弱く、人心の乱れに付け入る
能力・特技
⚡ 夜間に出没し人を悩乱させる⚡ 灯を避けて姿を隠す⚡ 執念にもとづく再来
弱点
強い灯火で実体を看破される, 夜明け(陽光), 寺の結界・読経
診断評価
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