あおぼうず
江戸の絵巻や各地の採訪資料に見える像を基調とする青坊主像。外見は青味を帯びた僧形、または一つ目の法師として示されることがあり、実体は動物の変化、山の神の権現、あるいは素性不詳の怪異として語られる。子どもの外出を戒める民俗的機能や、山野・空家での怪異譚、禁忌提示の口承を担う。特定の固有名や起源は定まらず、地域により出現条件・言行が異なる。石燕図は説明を欠くため、諸本の「目一つ坊」や未熟の僧を寓意する説が併記されてきたが、いずれも確説ではない。現代以前の口承に即し、具体像は「青い法師」「大坊主」「小坊主」など複数の呼称で並存する。
出没地や由来に応じて変化し一定せず
夜間・人けの少ない場所で遭遇しやすいとされた
評価スコアと信頼度を可視化
詳しい相性診断は下記のテストで確認できます
詳細不詳, 名を呼ぶ・無視・退散の文言など地域ごとに異なるとされる