おおきなきせるのばけたぬき
徳島県に現れる大煙管という怖くない妖怪のお話です。
むかしむかし、徳島県[けん]の*吉野川[よしのがわ]のほとりに不思議な妖[よう]怪[かい]が現れました。
その妖[よう]怪[かい]の名前は大煙管*[ぎせる]といい、化け狸の一種でした。
ある夜、船乗りの子どもたちが青石瀬で遊んでいました。そのとき、突然、大きな手が現れ、長い煙管を差し出してきました。
"一服いかがですか?"と妖怪は問いかけました。
子どもたちは驚きましたが、持っていた刻み煙草を詰めました。しかし、どれだけ詰めても煙管の底が見えません。
すると古老が現れました。「この煙管を満たすには、四十匁袋が十袋必要だよ。」と。
子どもたちは賢く、船を少しずつ川岸に戻しました。すると、不思議な手は消えてしまったのです。
こうして、子どもたちは知恵を使って危険を避けることを学びました。
その後、吉野川で遊ぶ人たちは、十分な準備をしてから行くようになったのでした。
大煙管はとても大きな手を持っています。
吉野川の水はとてもきれいで、妖怪たちもすみたがります。
化け狸は夜になると活発に動きます。
この物語から、準備*[じゅんび]の*大[たい]切**[せつ]さと知恵を使って困難を乗り越えることが学べます。用意がないときは無理をしないことが大切です。
川や湖で遊ぶときは、必*[かなら]ず*大人[おとな]と一緒に行きましょう。
このページは3-12歳のお子様におすすめです
🎨 かわいい妖怪と一緒に楽しく学ぼう!