七人同行
🎭 一般

七人同行

しちにんどうぎょう

🏛️
伝統妖怪
古来より伝承
亡霊・怨霊📍 讃岐国(香川県)伝承記録

📖 基本説明

七人同行は讃岐に伝わる七人組の亡霊。人と同じ姿で一列に並び、夜道や四辻に現れるという。非業の死者の霊ともされ、行き逢えば災厄や病を招くと畏れられた。ふだんは目に見えないが、牛の股の間から覗くと姿を捉えられる、耳を自在に動かせる者には見えるなどの言い伝えがある。同類として四国各地の七人ミサキがしばしば引き合いに出される。

🏮 民話・伝承

香川では、牛を連れ四辻で牛が急に立ち止まり、股間から覗くと七人が列をなし通り過ぎ、難を逃れた話が語られる。丑三つ時の四辻に出る「七人童子」や、夕刻の雨に蓑笠で現れる「七人同志」の伝承もあり、遭遇すると気が滅入るため家に入る前に箕で扇いでもらうという。徳島では七人童子を連れた首切れ馬が麓へ来たが、人々が地蔵を建てて鎮めたと伝える。

七人同行 伝承集成版(四国型)

四国に分布する七人列の亡霊譚を束ねた像。核心は「七人が一列で無言で進む」「四辻・夜道・雨の夕刻に現れる」「遭遇は凶事の兆し」という三点で、地域によって名称や出現時刻、装束が異なる。讃岐では姿は人並みだが、通常は不可視で、牛の股から覗くと感得できるという呪的視点が付随する。丑三つ時の四辻に限定して現れる型は「七人童子」と呼ばれ、通行が絶えた特定の辻が語り継がれる。雨中に蓑笠で現れる「七人同志」は、処刑者の霊と結びつけられ、遭遇後の気鬱を祓う民間の対処として箕で扇ぐ所作が伝わる。徳島の首切れ馬に随う七人童子は、供養の地蔵建立により影を潜めたとされ、災厄が供養で鎮められるという地域信仰の枠組みを示す。同類の七人ミサキとの混称もあるが、土地ごとの名称差と機能(疫・祟り・遭遇忌避)の範囲を踏まえ、七人同行は「列行する七霊」という外形的特徴で識別される。

性格特徴については、無言・冷徹・執念深いとされるまた、相性の良い人については、旅人・夜回り・峠越えの者と相性が悪い

主な能力・特技としては、集団での列行による怪異出没、人目から隠れる(特定の視法でのみ感得)、遭遇者に不調・災厄を及ぼす兆しなどが挙げられます。

一方で弱点もあり、供養・地蔵の建立による鎮静, 箕での扇ぎなどの簡易な祓い, 直視を避け進路を変えることとされています。

主な生息地は四辻, 田畦や里道, 峠道, 雨の夕刻の往還とされています。

下図は伝承集成版(四国型)の診断評価図です。各項目の値が高いほど、その特性が強く表されていることを示しています。

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