
雷獣久慈雷鳴の獣・雷獣
らいじゅう
詳細説明
苗代期の雷鳴に伴い降り、田を荒すと畏れられた在地像。追儺のため割竹を鳴らす所作や、田に竹を立て帰路を示す民俗が随伴する。人に直接害を加えるより、落雷による災いの擬人化として理解され、近づいた者は気を奪われると語られる。食性や容貌は一定せず、鼬・狸・猫に似るなど多様な言い伝えがある。
出典情報
種類全体の出典primary
絵本百物語(桃山人夜話)
種類全体の出典primary
玄同放言
著者: 曲亭馬琴
年代: 文政元年-3年(1818-1820)
出版社: (江戸後期の考証随筆)
種類全体の出典primary
甲子夜話
種類全体の出典primary
山海経
種類全体の出典primary
駿国雑誌
著者: 阿部正信(編)
年代: 天保14年(1843年)成
出版社: (駿河国地誌)
種類全体の出典primary
和漢三才図会 (寺島良安 1712)
著者: 寺島良安
年代: 1712
出版社: 杏林堂
種類全体の出典primary
和訓栞
著者: 谷川士清
年代: 安永6年(1777年)初編刊
出版社: (江戸期の国語辞書)
性格
荒々しくも人を避ける傾向
相性
稲作に関わる禁忌・作法を守る者と良好
能力・特技
弱点
割竹の音を嫌う, 退路となる竹を立てられると去りやすい, 騒擾を避ける
コレクション収録
この妖怪は以下のコレクションに収録されています:
診断評価
妖怪バウンダリー・タイプ指標
いたずら濃度
1.0high: 戯 low: 護
📝 メモ
田を荒らし人の気を奪うが、人を避ける傾向もあり悪戯性は中程度。
変化適応
1.0high: 化 low: 定
📝 メモ
鼬・狸・猫など姿の記録が揺れ、雷とともに天へ昇る変化性がある。
夜話度
1.0high: 夜 low: 昼
📝 メモ
雷雨は夜にも映えるが、伝承上は時間より雷鳴と季節が主。
情の深さ
-2.0high: 縁 low: 境
📝 メモ
人に憑くより雷とともに去来する獣で、人情への結びつきは薄い。
結界強度
-1.0high: 律 low: 流
📝 メモ
苗代や古木に現れるが、雷とともに移動し固定領域は弱い。
表舞台圧
2.0high: 表 low: 影
📝 メモ
落雷とともに田畑や樹上へ降る獣怪で、雷鳴が強い存在感を作る。
妖怪相性診断
喜び
1.5喜びと楽しさの程度
📝 メモ
喜びや楽しさの表現は伝承に見られない。
怒り
7.5怒りの激しさの程度
📝 メモ
雷鳴とともに荒ぶり田畑を掻き荒らす性向。激しい自然力の象徴。
慈悲深い
2.0慈悲深さの程度
📝 メモ
直接の慈悲や救済の描写はなく、むしろ災厄の体現。
憂鬱
3.0憂鬱で思慮深い程度
📝 メモ
憂い・思索的側面は薄いが、雷の収束とともに去る儚さにわずかな陰影。
静寂
2.0内なる平静の程度
📝 メモ
出没時は騒擾的で静けさに乏しい。収束後に消えるが内的平静の描写はない。
いたずら好き
3.0いたずら好きで活発な程度
📝 メモ
いたずらというより災厄だが、小動物的な像や駆け回るイメージが軽い悪戯性を想起。
やさしい
2.0やさしく親しみやすい程度
📝 メモ
荒々しく田を荒らすとされ、人の気を奪う。人を避ける傾向はあるが親しみやすさは低い。
厳格
5.5厳格で真面目な程度
📝 メモ
稲作の禁忌・作法と結び付けられ、民俗的規範を促す存在として中程度に厳格。
守護的
3.0他者を守る傾向
📝 メモ
守護の意図は乏しいが、禁忌・作法を守る者と相性が良い点がわずかにプラス。
神秘的
8.0神秘的で不思議な程度
📝 メモ
雷と同時に出没し天へ昇る存在で、姿形も諸説。雷害の擬人化として強い神秘性。
霊性の深さ
7.0精神的境界の深さ
📝 メモ
天降り・天帰りの循環、雷の霊力化、追儺と標竹の民俗が重層的で霊性的に深い。
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