
大百足三上山七巻きの大百足
おおむかで
詳細説明
近江・三上山および琵琶湖畔に関わる伝承で著名な姿。山を七巻き半すると語られるほどの巨体で、外殻は金石のごとく堅く、矢も刀も通じないとされた。夜間に脚が紅光を放つとされ、湖上や山裾に長い影を曳く。討伐譚は武勇の顕彰と結び、龍神信仰や橋の霊威とも関わると理解されてきた。採鉱・鍛冶伝承との連関が指摘されるが詳細は不詳。
出典情報
種類全体の出典primary
毘沙門天と百足 (神使・眷属の民俗)
著者: (民俗伝承)
年代: 近世以降
出版社: (鉱山・武家の百足信仰に関する一説)
種類全体の出典reference
太平記
著者: (編者未詳・小島法師らと伝わる)
年代: 14世紀後半(南北朝〜室町初期)
出版社: (軍記物語)
種類全体の出典primary
俵藤太絵巻
著者: (作者未詳)
年代: 室町期成立
出版社: (藤原秀郷の武勇譚を描く絵巻)
性格
執拗・獰猛・縄張り意識が強い
相性
水を司る蛇神・龍神と敵対しやすい
能力・特技
弱点
唾による禁厭(伝承上), 祈念を込めた矢, 乾きを嫌うとされる
コレクション収録
この妖怪は以下のコレクションに収録されています:
診断評価
妖怪バウンダリー・タイプ指標
いたずら濃度
3.0high: 戯 low: 護
📝 メモ
龍神を苦しめる獰猛な巨虫
変化適応
-2.0high: 化 low: 定
📝 メモ
巨大百足の姿で固定される
夜話度
2.0high: 夜 low: 昼
📝 メモ
夜に赤い脚が光る怪異性がある
情の深さ
-1.0high: 縁 low: 境
📝 メモ
情より縄張りと獣性が強い
結界強度
3.0high: 律 low: 流
📝 メモ
三上山と湖沼の縁に強く根を張る
表舞台圧
3.0high: 表 low: 影
📝 メモ
三上山を巻くほどの巨大百足として圧する
妖怪相性診断
喜び
1.0喜びと楽しさの程度
📝 メモ
喜悦や遊興の描写はほぼない。活動性は高いが喜びの感情とは結びつかない。
怒り
8.5怒りの激しさの程度
📝 メモ
龍神との抗争や執念深い追跡など、怒りや攻撃性が強調される。
慈悲深い
0.5慈悲深さの程度
📝 メモ
慈悲や救済行為の言及はなく、獰猛さが前面。
憂鬱
2.0憂鬱で思慮深い程度
📝 メモ
悲嘆や陰鬱の要素は乏しいが、山野の陰に潜む怪としてわずかに内向性を感じる程度。
静寂
1.5内なる平静の程度
📝 メモ
執拗・獰猛で平静さは低い。待ち伏せ的静けさはあるが本質的な静寂とは異なる。
いたずら好き
0.5いたずら好きで活発な程度
📝 メモ
悪戯的な逸話はなく、直截的で苛烈。
やさしい
0.5やさしく親しみやすい程度
📝 メモ
執拗・獰猛で人畜や龍神を脅かす性格が中心で、親和性はほぼない。稀に吉兆視は象徴的評価で実体の優しさではない。
厳格
6.5厳格で真面目な程度
📝 メモ
縄張り規範が強く、一貫した掟のような行動原理を示す。禁厭や祈念にのみ屈する点も“理”に従う厳しさを感じる。
守護的
2.0他者を守る傾向
📝 メモ
縄張り意識は強いが守護というより排他的支配。武家の吉祥は象徴的で、庶民を守る行為は語られない。
神秘的
7.5神秘的で不思議な程度
📝 メモ
唾の禁厭でのみ通じる防御無効、夜に脚が紅光、龍神・橋・採鉱伝承との関係など、神秘性が強い。
霊性の深さ
7.0精神的境界の深さ
📝 メモ
龍神・橋の霊威・陰陽道の禁厭、武勇顕彰や鉱山信仰との重なりが厚く、象徴性と霊的層が深い。
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