この版では、河童と同類でありながら奄美ならではの色をもつ、けんむんの姿と性質を細かく見る。背丈は子どもほど、肌は赤みを帯び、猿に似た体毛におおわれ、髪は黒または赤い。頭の皿には力の源となる水をたたえ、指先や涎(よだれ)、皿そのものが淡く光るとされる。本土の河童が川や淵に縛られるのに対し、けんむんはガジュマルの古木を住処とし、海と山のあいだを季節で行き来する点に、南島の自然に根ざした独自の性格がよく出ている。
分布も島ごとに広がり、奄美大島・加計呂麻島・徳之島・沖永良部島などで、それぞれに語りが伝わる。古い世代の話では人を助ける無害な精として語られることが多かったが、時代が下るにつれ、悪戯をしたり人を脅かしたりする面が前に出てくる。森とともに生きてきた島の暮らしが薄れるなかで、けんむんの居場所もまた、少しずつ遠ざかっているのである。
妖怪設定
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🔮妖怪相性診断
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