
百目全身に眼の異形・百目
ひゃくもく
詳細説明
江戸末から明治期にかけて流布した多眼の鬼形図を原像とし、近代の妖怪書で性質づけられた像。強い光を嫌い、人目を避けて夜陰に潜む。人に気づくと一眼を遊離させて探りを入れるとされ、口部の不明さが不気味さを強める。伝承地は特定されず、図像の受容を通じて全国的に知られた観念的存在として扱われる。
出典情報
種類全体の出典primary
妖怪画談・日本妖怪大全ほか妖怪図鑑類
著者: 水木しげる
年代: 昭和後期以降
出版社: (講談社ほか)
種類全体の出典primary
妖怪事典
著者: 村上健司
年代: 2000
出版社: 毎日新聞社
種類全体の出典primary
日本のユーモア(Japanischer Humor)
著者: クルト・ネットー/ギュンター・ワグネル
年代: 1910年
出版社: ライプツィヒ
性格
無口で執拗
相性
目を直視する者を嫌う
能力・特技
弱点
強い日光, 焚火や明かりの眩しさ
診断評価
妖怪バウンダリー・タイプ指標
いたずら濃度
1.0high: 戯 low: 護
📝 メモ
目が抜けて後をつけるなど怖がらせるが、具体的害は薄い
変化適応
1.0high: 化 low: 定
📝 メモ
体の目が分離して偵察するが、全身変化ではない
夜話度
3.0high: 夜 low: 昼
📝 メモ
太陽を避けて夜に徘徊する像が中心である
情の深さ
1.0high: 縁 low: 境
📝 メモ
抜け出した目が遭遇者を追うため軽い追跡性がある
結界強度
-1.0high: 律 low: 流
📝 メモ
寺社の陰や町外れを歩くが、縄張りの掟は示されない
表舞台圧
1.0high: 表 low: 影
📝 メモ
全身に百ほどの目を持つ姿は強いが、昼を避けて歩く
妖怪相性診断
喜び
1.5喜びと楽しさの程度
📝 メモ
喜び・享楽の描写がない。夜陰で潜む性質から感情表出は希薄。
怒り
3.0怒りの激しさの程度
📝 メモ
怒りの逸話は乏しいが、直視を嫌うなど刺激に対し執拗さが増す可能性があるため低〜中程度。
慈悲深い
2.0慈悲深さの程度
📝 メモ
慈悲に関する伝承がなく、無口で人目を避ける態度からも低いと判断。
憂鬱
6.5憂鬱で思慮深い程度
📝 メモ
夜を好み日光を避ける、寡黙で人目を避ける性質は陰鬱・内向的な印象を与える。
静寂
5.5内なる平静の程度
📝 メモ
基本は静かに潜伏・偵察するため静寂性は中程度。ただし執拗な尾行で不穏さもある。
いたずら好き
2.5いたずら好きで活発な程度
📝 メモ
悪戯的というより監視・追尾の性質が強く、遊戯性は低い。
やさしい
2.0やさしく親しみやすい程度
📝 メモ
無口で執拗、接触時は追尾する性質が強く、親和性は低い。攻撃性は不明だが、やさしさの描写はない。
厳格
5.0厳格で真面目な程度
📝 メモ
規律・戒め的性格の資料はないが、執拗で一本調子な行動様式はやや厳格さを示唆。
守護的
1.5他者を守る傾向
📝 メモ
守護の逸話はなく、むしろ尾行や偵察を行うため防衛的・保護的要素は乏しい。
神秘的
8.5神秘的で不思議な程度
📝 メモ
出自不詳、図像由来で性質も曖昧。分離眼や多眼の存在は強い神秘性を帯びる。
霊性の深さ
6.0精神的境界の深さ
📝 メモ
寺社の陰に出没し、図像・観念的存在としての象徴性が強い一方、宗教的教訓性は弱い。
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