
悪路神の火伊勢の雨夜怪火・悪路神の火
あくろじんのひ
詳細説明
江戸期の記録に基づく像。雨夜に低空を漂い、提灯火の列のように行き来する。人を惑わすよりも、接近者に病患をもたらす存在として恐れられ、対処は地に伏してやり過ごすことに尽きる。地域の呼称は一定せず、伊勢国の怪火類型の一つとして位置付けられる。実体は不詳で、音も少なく、近寄るほど熱気や臭気などの感覚的記述も乏しいのが特徴。
出典情報
種類全体の出典primary
閑窓瑣談
著者: 佐々木貞高(為永春水)
年代: 天保12年(1841年)
出版社: (随筆)
種類全体の出典primary
諸州採薬記抄録
著者: 植村政勝
年代: 享保〜宝暦年間(18世紀)
出版社: (採薬使の記録)
性格
無感情・無反応
相性
人気と風雨に呼応し近寄る者を苦しめると畏れられる
能力・特技
弱点
伏してやり過ごされると害を及ぼしにくい, 晴天時には目撃例が少ない
コレクション収録
この妖怪は以下のコレクションに収録されています:
診断評価
妖怪バウンダリー・タイプ指標
いたずら濃度
2.0high: 戯 low: 護
📝 メモ
接近者に病をもたらす危険な怪火
変化適応
-1.0high: 化 low: 定
📝 メモ
怪火として往来するが、姿変化はほぼない
夜話度
3.0high: 夜 low: 昼
📝 メモ
雨夜に頻出することが核心
情の深さ
-3.0high: 縁 low: 境
📝 メモ
無反応・無感情で人への情や執着がない
結界強度
1.0high: 律 low: 流
📝 メモ
伊勢の難所や淵・山際の道に現れる
表舞台圧
-1.0high: 表 low: 影
📝 メモ
雨夜の提灯火として見えるが無感情で名乗らない
妖怪相性診断
喜び
0.5喜びと楽しさの程度
📝 メモ
感情描写がなく、喜びや楽しさは示されない。
怒り
2.0怒りの激しさの程度
📝 メモ
攻撃的というより接近で害を与える性質。怒りの表現や追撃性は弱い。
慈悲深い
1.0慈悲深さの程度
📝 メモ
慈悲的行動の記録はなく、接近者に病を齎す点から低い。
憂鬱
3.5憂鬱で思慮深い程度
📝 メモ
静かな怪火で陰鬱な情景は伴うが、憂愁の意志的描写はない。
静寂
6.5内なる平静の程度
📝 メモ
無感情・無反応で静かに往来し、音も少ないため静寂性は高め。
いたずら好き
0.5いたずら好きで活発な程度
📝 メモ
人を惑わす逸話が乏しく、悪戯性はほぼない。
やさしい
1.0やさしく親しみやすい程度
📝 メモ
無感情・無反応で接近者に病を与えるとされ、親和性は極めて低い。
厳格
4.0厳格で真面目な程度
📝 メモ
一定の行動様式(雨夜に低空を往来し、人の上を通る)を守るが、規範性や規律の意図は不明。
守護的
1.5他者を守る傾向
📝 メモ
守護の意図は見られず、むしろ接近者に害。伏せて避ける対処があるのみ。
神秘的
8.5神秘的で不思議な程度
📝 メモ
正体不詳で音や熱気の記述も乏しく、雨夜に提灯火の列のように往来する点が強い神秘性を帯びる。
霊性の深さ
7.0精神的境界の深さ
📝 メモ
「悪路神」の名を持つ怪火で、地域信仰や路神観と接点が示唆されるため霊的含意は深め。
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