流星憑き

都市の夜、イベントや大ニュースの直後に増える。発光は単なる装飾ではなく、境界層で生む熱を「喝采」に変換する呪技で、尾はトレンドの伸びと同期して伸縮する。人々がスマホを一斉に掲げるほど速度が増し、街の外灯を一瞬だけ暗くする「喝采喰い」を行う。フェス上空を周回して撮影者の願いを一つだけ拾うが、願いは「見られたい」「バズりたい」といった上向きの欲ほど通りやすい。逆に、静かな祈りや内省は撥ねられ、翌日の空虚感だけを残す。災厄を呼ぶわけではないが、過度に追う者は睡眠の淵で閃光残像に心を引かれ、現実の手触りを失うとされる。

性格特徴については、華美で移ろいやすいが義理堅い観客気質また、相性の良い人については、群衆心理と速報文化に親和、静寂と個人思索を苦手

主な能力・特技としては、空気摩擦を霊力に転換する発光飛翔、群衆の視線・投稿数を吸い上げ勢力化、一時的な街灯減光と影の進行制御、願いの可視化（上向き欲求に限る）、衛星残骸や流星群への擬態などが挙げられます。

一方で弱点もあり、無風の静夜と電波沈黙, 長雨と分厚い雲海, 個人の日記や紙の手紙など非公開の言葉とされています。

主な生息地は大都市の上空回廊, 大型スタジアムや海辺の花火大会付近, ニュースヘリや衛星軌道の影とされています。